果樹園芸学研究室へようこそ

石井孝昭教授菌根研究樹園地の土壌管理と施肥果樹の多面的利用など)

中野幹夫准教授 (果樹のわい性台木,核果類の核割れと落果など)

アンドレ・フレイリ・クルス講師菌根研究,樹園地の草生管理など)

堀井幸江博士(特任助教)  (菌根菌の共生メカニズムの解明など)

小林紀彦博士(元関西総合環境センター生物環境研究所,共同研究員)
                 (サクラの樹勢低下の原因究明など


学生

果樹園芸学を目指す学生諸君へ

ナギナタガヤに関する重要なお知らせ

菌根菌という自然の恵み

草生管理で安心・安全で環境にやさしい果樹栽培を目指す

ブドウ葉からのエチレンの生成とその工業化



研究目標は,安心・安全で高品質な果実生産を踏まえた持続型果樹栽培を如何に構築するかです。そのため,菌根菌という土壌に生息する共生微生物の果樹栽培への活用研究を行うとともに,この菌の生理・生態学的メカニズムをシグナル物質の単離・同定や遺伝子分析などによって究明しています。また,果樹の多面的利用,果実の発育生理,果樹のわい化栽培へ向けての苗木の繁殖,台木の育種などに関する研究も進めています。

(1) 持続型果樹栽培における菌根菌の生理生態学的研究
菌根菌は土壌に生息する共生微生物で,この菌が感染した植物は養水分の吸収が促進され,環境ストレスに対する抵抗性などが付与されます。本研究室では,この菌を用いて,樹園地において大量に使用されている化学肥料や農薬,特に除草剤を減らす方策を検討しています。また,世界に先駆けて成功したVA菌根菌という菌根菌の純粋培養についての実用化研究を行うとともに,菌根共生のメカニズムを探っています。

(2) 果樹園の土壌改良のための有機物施用および草生栽培
果樹園における有機物施用の効果や弊害を調査し,有機物の効果的な施用方法を検討しています。また,果樹と相性の良い草を用いた草生栽培を導入できれば,樹園地で有機物を確保できること,菌根菌の増殖を助け,その菌の働きを活用できることなど,草生栽培の有効な面を長年かけて私たちは明らかにしてきました。その成果の一つは,最近,樹園地でナギナタガヤという草を用いた草生栽培という技術の開発です。この新技術は,安心安全で,環境にやさしい果樹栽培を構築するための大きな起爆剤になることでしょう。

(3) 果実の発育生理と接ぎ木による高品質化に関する研究
栄養価が高く,おいしい果物を生産するには,それに見合った十分な樹の管理が必要です。しかし,果樹は一般に樹高が高いので,受粉や袋かけ収穫などの作業が困難である。本研究室では,ユスラウメ台木を用いて,モモの樹高を低くし,しかも高品質な果実を実らせる一挙両得の方策を検討しています。また,毎年安定的に高収入を得るためには受精・結実の安定化や生理障害の発生に対する対策も必要です。そのため,受精生理,果実の発育生理,落果や生理障害の発生機構の解明とその防止策などを検討しています。

(4) 果樹の多面的利用に関する研究
上記の果実生産技術に関する研究とともに,新しいエネルギー資源の探索果樹を利用した環境緑化技術の開発,安心・安全な生物防除素材の開発などについても研究を行っています。

[主な研究テーマ]
1. 持続型果樹栽培における菌根菌の生理生態学的研究
  (1) 菌根菌の純粋培養技術の実用化
  (2) 果樹園における草生栽培と土壌微生物
  (3) 間作における菌根菌菌糸による養分の移動に関する研究,など

2. 果樹園の土壌改良のための有機物施用および草生栽培

3. 果樹の多面的利用に関する研究
  (1) ブドウ枯葉などの有機物から生成するエチレンの工業化
  (2) 乾燥地・半乾燥地のアグロフォレストリーにおける果樹栽培と共生微生物の活用
  (3) 土壌病害に対する生物防除素材の探索

4. ユスラウメを用いたモモのわい化栽培と接ぎ木親和性

5. モモの核割れと生理落果の発生機構

持続可能な農業(Sustainable agriculture)とは?


他のウェブ・サイト

管理者:石井