顔形状特徴の三次元解析方法を、
京都府立大学、メディックエンジニアリング、花王
で共同開発に成功
 
 

 人の顔の形状は、丸顔や細長い顔などいくつかの形状に分類することができる。美容的な観点からみると、丸顔よりも細長い顔を望む女性が多い傾向にあると思われる。そして、「顔やせ」で喜びを感じる女性が少なくない。
 そこで、京都府立大学の人間環境学部 環境情報学科 吉冨康成教授とメディックエンジニアリング(京都府、谷尻豊寿社長)と花王(東京都、尾崎元規社長)の生物科学研究所(栃木県)が、人の顔の形状を客観的に評価することを目的に、レーザー走査型三次元デジタイザで計測した三次元顔形状データを用いた顔形状特徴の評価方法の開発に成功した。本法の使い方としては、ダイエットや美容用品による「顔やせ」の効果を定量的に評価する、などが考えられる。
 本法の概略を説明する。まず、顔の三次元形状データを2つのクラス(「丸い」、「シャープ」)に分けた。そして、データの特徴ベクトル空間での各クラスの重心を求め、この2つの重心を結ぶ直線上に各被験者のデータの座標を投影して評点を求めた。評点は、人間が目視判定した結果と非常によく合っていた。
 開発された方法は、特許出願中であり、ATR(京都府相楽郡精華町)で開催され た「フォーラム顔学2005 第10回日本顔学会大会」で2005年9月30日(金)に発表した。


<資料>


左あごの領域の3次元形状データを解析して評点を求めた

<マスメディアでの報道>

〇2005年9月27日(火)朝刊: 読売新聞、朝日新聞、京都新聞、日本経済新聞

〇2005年9月28日(水)午後3時から6時: 毎日放送「ちちんぷいぷい」

〇2005年10月3日(月)朝刊: 日本経済新聞

〇2005年10月4日(火)発売: 週刊アスキー「10月18日号」

〇2005年10月20日(木)朝刊: 産業経済新聞

〇2007年7月15日(日)午後10時30分〜11時30分: 読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」

以上