知的障害者を抱える家庭の住まいや住み方の工夫

本人が身の回りの管理をしやすくするための、家族の手による工夫

  
◆中身がみえる収納にしてよかったこと
困っていたこと
 
以前、使っていた和だんすは、本人にとって引き出しも重くて開けにくく、中も見えなかったし、一つの棚にいろいろ入っていて分かりにくかった

工 夫 の 内 容
 
衣類の収納棚(写真参照)を、外から中身が見え、自分のものは自分で出し入れできるものにした。たくさん棚があるので、シャツの棚、パンツの棚・・・というように分けて使っている。すると、お母さんが畳んだ洗濯物を、片づけてと頼むときちんと片づけられるようになった
 
 

◆本人が、自分の部屋をきれいに整理することができないので困っていた
困っていたこと
 
本人が、自分の部屋(6畳和室)をきれいに整理することができなかった。
工 夫 の 内 容
 
別の部屋に本人の部屋を変えたところ(4畳半洋室 ←←6畳和室)、部屋をきれいに整理することができるようになった。
 →→母親の意見:このような効果を期待して、部屋替えをしたわけではないが、“4畳半”くらいの広さが、本人の管理しやすい広さだったのかもしれない。


※上記の他にも、「本人が身の回りの管理をしやすくするための工夫」をされている方がおられましたら、どんな工夫でも結構ですので教えていただけませんが?

ご協力いただける方 →→→

  
  
  


本人が自宅以外で困らないようにするための、自宅での工夫

  

◆スーパーなどで、異性用トイレに入ってしまうことがあった
困っていたこと
 
スーパーなどで、異性用のトイレに入ってしまうことがあるので困っていた。
工 夫 の 内 容
 
自宅のトイレ(男女兼用)のドアに、「男性用トイレ」のマーク(右図)をつけた(スーパーなどでこのマークが付いているトイレにはいるようにするため)


※上記の他にも、「本人が自宅以外で困らないようにするための工夫」をされている方がおられましたら、どんな工夫でも結構ですので教えていただけませんが?

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災害の時などに困らないようにするための、家族の手による工夫

  
◆災害や断水の時などにトイレの水が流せるようにするための備え
困っていたこと
 
本人はトイレの水が流せなくなると混乱する。→→災害や断水の時のことが心配
工 夫 の 内 容
 
次のような備えをいつもしている。
^お風呂に水をはっておく
_庭に水入りのポリタンクを置いておく


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このホームページの作成者
京都府立大学福祉空間計画研究室
◇西尾 幸一郎(指導教授:水野弘之)
〒606-8522 京都市左京区下鴨半木町
E-MAIL nishio26@yahoo.co.jp(西尾宛)